エディター機能
その他、エディター画面のオプション機能
[NCデータの移動/ミラー/回転] [加工負荷軽減処理] [オーバーライド処理] [回転軸変換と描画機能] [投影変換] [突き加工変換]
※ この機能はエディターツールのオプションセット、及び回転軸変換オプションに含まれます
- NCデータの移動/ミラー/回転
- 既存のNCデータを移動、回転、ミラーイメージの変換データに処理します
制御装置のGコードでも可能な機能ですが、事前に変換することでデータの確認やパスチェックも行なえるので安心です - 加工負荷軽減処理
- 既存のNCデータを小径工具を用いた加工軌跡に変換します
又、小径の工具を使うメリットとして、角部(直線移動のみ)での追込み加工を加えることが可能です
※ 回転方向はダウンカット(反時計回りの円弧)のみです - オーバーライド処理
- 既存のNCデータの送り速度を変更したり、コーナー手前で減速するように変換します
変換方法の選択により変化内容が異なりますので、目的に合わせて変更してください<全て変換>
全て変換を選択した場合は変異量のみの設定が可能で
NCデータ内の全ての送り速度に変更を加えます
通常は機械で行うことが出来ますが、ファイル自体を変更することで
常に適切なNCデータを保管することが出来るようになります<送りの範囲を指定して変換>
2種類の送り速度範囲を設定して、任意のF値だけに変更を加えます<移動距離を指定して変換>
直線と円弧補間の移動距離範囲を指定して、その間の送り速度だけに変更を加えます<コーナーオーバーライド>
コーナー角度を検査して上限角度に設定した角度以下の部分は
手前から減速するNCデータに変換します
追加される減速部分は、イン、アウトの両方になります<ドウェル追加>
コーナー角度を検査して上限角度に設定した角度以下の部分に
ドウェルコードを追加します - 回転軸変換と描画機能
- この機能は、任意の軸データ(XまたはY)を回転軸のデータに変換します。
又、回転軸の送り速度はdeg/min、XYはmm/minのため、回転軸の送り速度が一定ではなくなりますが
この変換機能を使えば、指定した直径より送り速度を換算してXY平面時とほぼ同等の送り速度が保たれ
滑らかな加工が可能となります。※ 専用ソフトだから出来る機能
通常軸(XYZ)の送り速度はmm/minですが、回転軸の送り速度はdeg/minのため
座標値を変換しただけでは、加工の際の送り速度はワーク直径により変動が多くくなります。
AIONの回転軸変換機能では、指定した展開直径から実際の送り速度を計算して
送り速度を一定に保つ機能が組み込まれています。(Ver.1.012以降)
[変換前]
G90G00X0Y0Z10.
G01Z0F100 ←F100指定の場合
G01X10.Y10.
X20.
X30.Y0
G00Z10.
M30
[φ60で変換後]
G90G00X0A0Z10.Y0
G01Z0F100
G01X10.A19.099F191 ←A軸移動は換算
X20.F100 ←単独移動は元の速度
X30.A0F191
G00Z10.
M30 - 投影変換
- この機能は、既存のNCデータを斜面、円筒、球面に合わせて投影変換します
- 突き加工変換
- この機能は、既存のNCデータ(G01、G02、G03)を、穴あけ加工に変換します