レーザーセット(A)の説明

    汎用NC、マシニング等の主軸にレーザーヘッドをチャッキングし
    Z軸の移動から、レーザーのON/OFFを制御する方法で
    簡易的にレーザー加工を行うためのセットです。

    <セット内容>
    2Wレーザーヘッド本体(φ10チャック取り付け部品付き)
    コントロールボックス(手元スイッチと出力調整ボリューム)
    ON/OFF用赤外線センサー
    ケーブル(レーザー用、センサー用各1M)
    電源ACアダプター
    保護メガネ
    専用ソフト

    <取り付けと使用方法>

    1. フライス、マシニング等の主軸にレーザーヘッドをチャッキングします
       
    2. 手元スイッチがOFFになってるのを確認してACアダプターに通電します
       
    3. ワークに対して最適な高さ(レーザーの焦点)にZ軸を移動します ※注記
       
    4. この位置でセンサースイッチが反応するようにセットします
      (ONの位置で表示ランプが点灯します)
      (動作を確実にするため1〜2mm余分に下げてください) 
       
    5. Z軸のワーク座標をゼロにセットして+方向に逃がします
       
    6. 手元スイッチをONにしてプログラムをスタートしてください

    ※ 注記
    レーザー本体からの焦点距離は個体差があります。
    出荷時には焦点距離を本体に記載していますが
    必要に応じて、
    焦点距離の把握を行ってください。

    <センサースイッチの使用方法>

    Z軸の移動を検知してレーザーのON/OFFを制御するためのセンサースイッチは
    出荷時にはレーザーヘッド本体に装着してあります。
    使用しているセンサーは約50mmの位置で反応しますが
    反射する素材や色によって一定ではありません。

    例えば、レーザー加工によって、ワークの色が変わった場合でも反応距離が変わってしまいます。
    反応距離に余裕を持ってZ軸の移動距離を設定しても良いのですが
    写真の加工など、より正確に制御する必要がある場合は
    安定した動作が出来る位置を工夫して取り付けてください。

    <注意>
    レーザーセット(A)は、レーザーのON/OFFをZ軸の感知によって行います。
    出力の調整はボリューム(手動)によってのみ可能のため
    付属のソフトで画像加工を行う場合は「ON/OFF制御」を選択してください。
    (「ON/OFF制御」の場合は、写真画質の加工には不向きです)

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