レーザー加工機組立参考画像

    4方のブラケットを取付ける際に水平な台の上で行うのが理想ですが
    実際に使用する際に置く床面が歪んでいる場合は、その歪みに合わせて組み立てた方がワークに水平になる場合があります
    半導体レーザーは焦点の位置(ワークとの高さ)が変わると仕上がりに影響が出るため出来る限り水平になるよう組み立てます
    (直角度については、この段階で特に気を使う必要はありません)

    フレーム組立

    20x20フレーム 5本
    コーナーブラケット 4個
    M5x10キャップボルト 8本
    アルミフレーム用ナット 8個
    足部品 4セット
    (取付方法に対応したボルト類)

     

    モーターフランジ取付

    M3x8キャップボルト 4本
    M5x10キャップボルト 2本
    アルミフレーム用ナット 2個

    (X軸、Y軸で2〜3セット必要)

    スライドローラーブラケット 

    両サイドの長穴にタイミングベルトを通してインシュロックで止めます
    (実際はフレームに取付後)


    M5x30調整用はナイロンナットを仮止めして、調整用ビスで押込みます
    アルミフレームとの隙間が無ければOKなので、強く押さないで下さい
    最後にナットを本締めして下さい(調整のとき薄い紙を挟むと良いかも)

    スライドローラーブラケット組立

    M5x25キャップボル(固定用)2本
    M5x30キャップボル(調整用)1本
    M5ナイロン付ナット 1個
    M5座金 6個
    φ8x6〜8 スペーサー 3個
    M3x8 調整用ビス 1個

    (Y軸用として2セット必要)

    アイドルローラーブラケット組立

    M5x25キャップボルト
    φ8x4.5 スペーサー
    M5x10キャップボルト
    アルミフレーム用ナット
    M5座金 3個

    (Wロックで止める場合はM5ナット)

    (X軸、Y軸で各3セット必要)


    左右のスライダーは最終的にタイミングベルトで同期するので、多少は緩めに調整しておいて構いません
    又、横軸は2本のレールに対してある程度直角になるように取付けますが
    モーター1個でシャフト連結する場合はタイミングベルトの張りで完全に同期しますので最終段階で調整してください

    X軸フレームとY軸スライダーの組立

    M5x10キャップボルト 4本
    アルミフレーム用ナット 4個
    M5座金 4個

    X軸のアイドルローラー取付

    (必要ボルト類は上に記載)

    X軸のモーター取付

    (必要ボルト類は上に記載)

    モーター1個の時はタイミングプーリーの先にカップリングを取付けます
    42角モーターの大半は、取付面からの軸長が24mmでカップリングのネジがギリギリのところに来ます
    そのままでも問題はないですが、気になる場合はタイミングプーリの先側のフランジを削ってカップリングの端面を直接利用してください

    Y軸のモーター取付

    (必要ボルト類は上に記載)

    ベアリングが抜けないよう、プーリとの隙間にカラーを入れています

    反対側のタイミングプーリーの取付

    足材の取付

    足の形状は好みで作成してください

    レーザー上下調整ブラケット

    M5x25キャップボルト 2本
    M5x25 6角ボルト 2本
    M5ナット 2個
    M5座金 8個
    φ8x6〜8 スペーサー 4個
    M3x8 ホーローセットビス 2個
    M4x10 ロック用ネジ

    レーザー取付版

    M3x8 ビス 2本

     

    全体の完成画像

    CNCシールドの配線

    • 原点、リミットスイッチ、M03信号、リセットスイッチは配線しなくても使用することは可能です
      好みに応じて接続してください(最低限、
      レーザー出力信号のみでも可能
    • リミットスイッチはプラス、マイナス2個分の端子がありますが内部では同一の接続となります
    • レーザー出力信号は、+5VとGNDを一致させる必要がありますので間違えのないよう配線してください
    • M03信号にはコイル式のリレーを直接接続しないでください(容量オーバーします)
      増幅回路付のリレーか、PhotoMOSリレーを使用してください
    • 2個のステッピングモーターを同期させる場合は[Y軸同期]と書いてある位置の2ヶ所をジャンパーし
      赤いモータードライバーソケットに同期させたい軸のドライバ―を装着しモーターを配線します
    • リセット信号をONにすると基板のプログラムをリセットします
      (機械は即座に停止しますが、現在位置もリセットされますので停止した位置がX0Y0になります)
    • マーカースイッチをONにすると最小のパワーでレーザーを照射します
    スイッチの配線と対応する基板シルクの一覧

    レーザー出力信号(S値)

    Z+ ジョイスティック用電源 5V / GND

    Y軸原点、リミット

    Y+、Y- レーザースポットVOL SCL

    X軸原点、リミット

    X+、X- ジョイスティックVOL SDA
    M03信号 SpnEn レーザー照射スイッチ Abort
    リセット E-STOP ジョイスティックY軸 Hold
        ジョイスティックY軸 Resume

    モーターの配線とドライバーの調整
     

    • ステッピングモーターはバイボーラタイプを使用し2組のコイルがセットになるように配線して下さい
      (42SHD4002の場合は、の順です)
    • モーター側の線がわからない場合は抵抗値で確認します
      テスターが無い場合は2本の線をショーとさせ軸を手で回してコツコツと抵抗を感じがるのが組になりますが
      この操作を行うとモーターが発電している状態になので、注意して行ってください
    • A相、B相が分かっても同じ方向に回転するように配線する必要があります。回転しない場合はどちらかの1組を入れ替えればOKです。
    • メモリーを節約するためモーターを反転させるパラメータは組込んでいません
      各軸のプラス、マイナスの移動方向が反転している場合は、4本の線を全て反転することで対応してください
    • モータードライバーは使用するステッピングモーターにより電流の調整を行う必要がありますが
      あまり負荷のかからない使用条件なので、シビアに調整する必要はありません
      簡単な設定方法として、始めに半時計回り一杯に回します(このとき、各軸のスライド部は手で動きます)
      調整ボリュームを徐々に時計回りに回して、手では動かせない位置まで回した所で一旦止めます
      次に、早送りで動かして脱調する場合は更に時計回りにボリュームを回しますが、早送りで脱調しなければ
      その位置で留めてください
      暫く停止した状態でモーターに触れて、触れないほどの熱さでなければOKです。
      (ステッピングモーターは停止した状態が一番高温になりますが50〜60℃程度の発熱は問題ありません)

    レーザードライバーの配線
     
    配線を間違えると壊れる可能性が有ります

    リレーを使用する場合
     
    制御基板はレーザー出力のコントロールが可能で、”S0”の指令でレーザーを切ることが出来るので
    重複してM03/M05コードで制御する必要はありません
    その為、リレーを付けるよりも、万一の際に手動で切れるように電源配線の間にON/OFFスイッチを付ける方が
    有用性が高いかもしれません

全体のイメージ

ジョイスティックを接続する場合
上記の配線が完了すれば使用する事ができますが、ジョイスティックを接続して手動送りを行うことも可能となっています
ジョイスティックを接続する場合は、ソフト
(LaserDraw-V2)で設定を有効にして下さい
後は、X軸とY軸の信号線とレーザー照射の信号線を画像のように配線してください

       
ジョイスティック使用時の送り速度とレーザー照射時の出力ボリューム
SCL、SDAピン及び5V、GNDに可変抵抗を接続すると
ジョイスティック使用時の送り速度とレーザー照射出力をコントロールできます。
(有効にするには、ソフト側の設定にチェックを入れてください)
この配線を使用しなくてもジョイスティックの使用は可能です。
(その際は、設定中の送り速度(F値)と、最低出力(S1)が適応されます)

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