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<CAMの繰り返しオフセットについて>
範囲加工、平面+断面、テーパーポケット加工など繰り返しのオフセット計算を行う工程で
円弧分割した楕円の内側を選択した場合は、最終的に連続性が失われ計算が終了する場合があります。
元々、楕円は点群の連続ですが近似値で円弧化しているためですが
繰り返しの回数を減らす事で
回避できる場合があります。

<CAMテーパーポケット加工について>
テーパーポケット加工は袋文字の内部を加工する事を想定して開発していますが
基本的には範囲+断面加工の断面を1つの勾配として簡素化したものです。

注1:
この操作は範囲の幅が工具直径以下の場合は計算できません
又、ボールエンドミルやブルノーズエンドミルを使用した場合、ノーズR以下のZ最終位置は指定できません

注2:
CADで袋文字を描きCAMでNCデータを作成する場合は、出来る範囲で荒い分割数にしてください
また、
円弧ではなく直線で変換した方が不具合の発生率が低くなります
これは、連続する微小図形がオフセット計算により消滅する可能性があり
オフセット計算が繰り返せなくなる現象によるものです。

注3:
連続する微小図形を選択した場合は、隣接する図形とクリック位置との関係で
図形の選択画面が表示される場合があります。
このような操作が煩わしい場合は、開始/終了設定→プロジェクトパラメータ→「図形選択時に重複検査を行わない」を
有効にする事で、回避できます

<図形分割確認メッセージについて>

このメッセージは、軌跡加工(オフセット指定)又は平面+断面加工等で
閉じた図形の端点付近をクリックした場合に表示されますが
閉じた図形の内側にオフセットが掛かる場合には
分割された微小図形がオフセットによって消滅する可能性があると言う意味をから表示しています。
大半の場合は正しい処理計算を行いますが
例えばアプローチを付加する場合に、元の図形が存在しなくなる事で正しい計算が出来なくなる可能性があります
出力されたNCデータで不具合があった場合は、この点を考慮してください。

<CAMの工程データ編集について>
CAMの工程データ編集において、「軌跡加工で進路を反転する」が有効な時
条件によっては正しく処理できない場合があります
例えば、開いた図形では(閉じた図形でも端点から加工する場合も)
オフセット方向を指定した位置関係によって、逆にオフセットが掛かる場合です


『解説』
右が編集前の設定で、青い線がCAD図形、丸がオフセット方向、赤が作成された軌跡です。
オフセットは外側に掛けていますが、編集で進路反転をした場合のオフセット方向は内側として認識してしまいます。
図形では反転してしまう例ですが、元図形で内側にオフセットした場合には正常に処理されます
この点は、自動では判断できない条件となってしまいますので、その様な場合は新しい工程を作成して対応してください。

<電卓のヘルプ>
電卓の説明はヘルプには書いてありませんが、電卓画面がアクティブな状態で[F1]キーを押せば、説明が表示されます。

<CAM出力のG90,G91について>
CAM出力では[開始設定]→[基本設定]→[開始モード]で明示的な指定無しに、開始時のモードを指定可能ですが
各工程設定の[ATC開始設定]に明記することを推奨します。
例:
G90G00SX?SY?SZ?

又、インク(G91)指定の時は、CADの原点座標が基点となりますので
明示的な位置決め後に指定することを推奨します。
例:
G90G00SX?SY?SZ?
G91AX?AY?AZ?
これは、アプローチなどの自動付加により現在位置からG91で移動する事で
意図しない位置の加工になる事を防止するためです。
アプローチなどが無く、図形端点が加工開始位置で
なお且つ原点と一致していればその限りではありません。 

尚、[開始モード]で[G91]を選択して明示的なコードの記述の無い場合は
エディターの[解析条件設定]→[パラメータ]→[G91モーダル]を有効にしてください。

ヒント:
[開始モード]の設定は、明記しない場合のデフォルト設定です。
[開始出力][終了出力][ATC開始設定][ATC終了設定]で記述されていた場合
以降は、その指定に従って出力されます。 

<カッターパス解析のサブプロファイル>
サブプログラムは、編集画面のメインプログラムの下に必ず書かれている必要が有りますが
サブプロコールで見つからない時に、自動でファイルを探して末尾に読込む機能があります。
(解析条件で選択チェックが有効の時)
サブプロ用のファイルは、自動作成されるNCエディター下のフォルダー(SetDatフォルダー)に
呼び出すプログラムと同じ名前で保存してください。
例えば”O10”なら”O10.xxx”としますが、拡張子はファイルダイアログに登録されている
メインの拡張子で、制御装置に関係なくファイル名の先頭はO(オー)にして下さい。

<ローカル座標系及び工具長補正について>
NCエディターの描画機能ではローカル座標系G54〜G59(G15H?)及び工具長補正G43(G56)に対応していますが
切り替わり時の座標移動の処理に関しては省略しています。
通常は、上記Gコードの変更指令が有った場合は、現在位置から変更後の座標位置への軌跡を表示するべきですが
パス画面の描画機能では、指令読み込みの時点で、変更前の座標(現在位置)も指令後の対応位置に変わります。

この点は、描画処理の内部で始点(現在位置)と終点(移動後の位置)の指令を行う際に
常に変更の検査もしくは処理を行う事を意味し、その為だけに毎行処理を通すには不効率と考えた為です。
(大きなファイルでは特に) 

一般的に座標系、工具長補正の処理は、工具交換時や開始時又は一連の加工後に行われるのが殆どで
この処理の省略については、特に問題は無いと認識しています。